英会話で話題を変える、元に戻す
今回は会話の中で何かを思い出した際などに話題を変えるときの表現、
元に戻す表現を紹介します。

当記事の音声ビデオ
紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。
当動画では
「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」
の3段階のスピードで発音を練習することができます。
話題を変えるときの表現
「それはともかく」
表現: 「それはともかく、ミーティングの日程が決まったら教えてください。」
英語: “Anyway, let me know when you decide on the date for the meeting. “
“Anyway”は、話題を変える前に使う表現で、「それはともかく」「とにかく」という意味です。
“let me know”は「私に知らせてください。」という意味です。
上述のように、”Let + 誰々 + 動詞の原形”で「誰々に〜することを許可する」という意味になりますが、“Let me know”や“Let us know”は非常によく使う熟語として覚えてしまうのがよいでしょう。
「そういえば」
表現: 「それで思い出しましたが、もうすぐはじまるイベントについて話さなければいけませんね。」
英語: “That reminds me. We need to talk about the upcoming event.”
“That reminds me”は、「そう言われて思いだしましたが」と相手が言ったことに関連づいて、思い出したと言うことができ、自然に話題を変えることができます。
upcomingは「もうすぐ始まる」「今度の」という意味の形容詞です。
表現: 「その話と言えば、次のミーティングの時間は決まりましたか?」
英語: “Speaking of which, did you decide on the day of the meeting? “
“Speaking of which”は、「そういえば」という意味で、話に出たので、それに関連することを話す時に使う表現です。
一般に“Speaking of 〜”で「〜と言えば」という意味になります。
例)
Micah is at a birthday party – speaking of birthdays, Hanna’s is Thursday.
“Speaking of which”では“which”が会話の直前に出てきた内容を受けているので、「そういえば」という意味になるわけです。
「忘れる前に言っておきたいのですが」
表現: 「あっ、あなたに言いたかったことがありました。ミーティングは来週することに決まりました。」
英語: “Oh, I wanted to tell you, we agreed to having the meeting next week”
“Oh”と言うことで、「今思い出しましたが」というニュアンスが含まれます。
“agreed to”の”to”はto不定詞ではなく前置詞です。そのため、toの後は動詞の原形ではなく、名詞がきます。
表現: 「あっ、忘れる前に昨日のミーティングについてお話しさせてください。」
英語: “Oh, before I forget, let me talk to you about the meeting from yesterday.”
“Before I forget”ということで先に話して置かなければいけないことを話の流れをさえぎってでも、話すことができます。
“let me 〜”は「私に〜させてください。」という意味です。
“Let + 誰々 + 動詞の原形”で「誰々に〜することを許可する」という意味になります。高校英語で学習する使役の表現です。
話題を戻すときの表現
表現: 「話題がそれてしまって申し訳ないです。」
英語: “Sorry for going off track.”
“go off track”は、「脱線する」、つまり話題がそれるという意味です。話題がそれてしまい、元の話題に戻りたいことを柔らかく表現できます。
表現: 「話は戻りますが、遅くても今週中にはミーティングをする必要があると思います。」
英語: “Going back to what we were talking about, I think we need to have a meeting this week at the latest.”
「今まで話していたことに戻りますが」という意味で、話がそれたときに使える表現です。
「遅くても」は“at the latest”と言えます。
この記事の表現はYoutubeビデオで発音の確認、練習をしていただけます。
当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。