英語のプレゼンで図やグラフを使う時の表現

英語のプレゼンで図やグラフを使う時の表現

(日本語でも同じですが、)英語でプレゼンテーションをする際は、
言葉だけでなく、図やグラフを利用して視聴者がビジュアルで理解できる工夫が重要です。

この動画ではプレゼンテーションで図やグラフを見せる時に使える表現を学ぶことができます。

当記事の音声ビデオ

紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。

当動画では

「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」

の3段階のスピードで発音を練習することができます。

図から明らかなことを説明する時の表現。

【表現1「この図から〜が分かります。」】

表現: 「この図から、我々が新しいシステムに変えてから、より多くの人がウェブサイトを訪問していることがわかります。」
英語: “From this chart, we can see that more customers are visiting our website since we changed to the new system.”

解説

“Chart”は、「図」「表」「グラフ」のすべてを含みます。

【表現2「この表で見ての通り、」】

表現: 「この表で見ての通り、女性客が男性客よりもずっと多いです。」
英語: “As you can see from this chart, there are much more female customers than male customers.”

解説

“As you can see from”は図などを見て、あきらかに何かがわかる時に使う表現です。
 
一般的に“as”という単語は「〜なので、」「〜のように、」を意味する接続詞ですが、「相手にとって明らかな時、または相手が既に知っている事がらについて」利用します。

【表現3「見ていただけると〜が分かります。」】

表現: 「このグラフを見ていただけると、我々は女性客をより引きつけていることがお分かりいただけます。」
英語: “If you look at this graph, you will see that we are attracting more female customers.”

解説

データとして「女性」や「男性」という場合、“women”“men”よりも“male”“female”を使うのが一般的です。

【表現4「見ていただけると〜が分かります。」】

表現: 「この表を見ていただければ、過去1年間の営業状況をわかっていただけます。 」
英語: “If you could look up at this chart, you will see how we are doing with sales this past year.”

解説

“If you could…”は、「…できればと思います。」と言う意味で、丁寧な表現です。
 
また、“look up at”で、“up”を入れることで、前を一度見てほしいということが伝わり、会場の前で立って話すプレゼンテーションではよく使う表現です。

図を見ただけでは分かりにくいことを説明する時の表現

【表現1「この図から〜が分かります。」】

表現: 「この図では、顧客の年齢別の統計をみることができます。」
英語: “This chart shows the demographics of our customers by age.”

解説

“This chart shows…”は、「この図は…を見せています。」と訳すことができますが、図を見て何がわかるのかを説明したい時によく使う表現です。
 
“This chart shows that there is an increasing trend in the reported cases.”
(このチャートから報告件数は上昇傾向にあることが分かります。)
 
など、that節を利用することも可能です。
 
“demographics”とはサンプル(顧客や利用者などの個々のデータのこと)の属性のことで、性別、年齢、収入、学歴、職業、人種、居住地域、家族構成などその人のもつ社会経済的なデータを指します。

「今から〜をお見せします。」と言いたい時の表現

【表現1「今から〜をお見せします。」】

表現: 「過去1年間の我々の営業状況をお見せします。」
英語: “Let me show you how we are doing with sales for this past year.”

解説

“Let me show you 〜”で「〜をお見せします。」という意味です。学校の文法英語で「”Let”+目的語+動詞の原形」と学習する使役表現です。
 
この例のように、話し手と聞き手が同じ団体(会社)に所属している時には、「我々」「我が社」という意味で“we”“us”の代名詞をよく使います。

この記事の表現はYoutubeビデオで発音の確認、練習をしていただけます。

当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。

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