英語のプレゼンでの質疑応答、例文集。【音声ビデオあり】

英語のプレゼンでの質疑応答、例文集。【音声ビデオあり】

英語でのプレゼンテーションが上手くいくと、聴衆からたくさん質問が出ることがあります。また、プレゼンを盛り上げるためには、

「質問を受けるチャンスを聴衆に与える」
「質問を受ける」
「質問に答える」
「答えに納得してもらえたかを確認する」
「質問してもらったことに対するお礼を述べる」

の流れができると非常に役立ちます。この動画ではプレゼンテーション中に質問を受ける時に使える表現をご紹介します。

なお、「質問を受け付ける。」は英語で“Take questions”と言います。

当記事の音声ビデオ

紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。

当動画では

「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」

の3段階のスピードで発音を練習することができます。

「質問はありますか?」と言いたい時の表現

【表現1:「質問はありますか?」】

表現: 「質問はありますか?」
英語: “Does anybody have any questions?”

解説

質問があるか聞きたい時に最もよく使う表現です。

質問をしてくれたことに対するお礼を述べる表現

英語のプレゼンでは頻繁に質問をしてくれたことに対するお礼を述べます。
それにより、聴衆が追加で色々と質問をしやすい雰囲気を作ることができます。

【表現1:「質問をありがとうございます。」】

表現: 「そのことを質問いただいてありがとうございます。」
英語: “Thank you for asking that.”

解説

必要な情報を引き出してくれる質問を受けた時に使う表現です。

【表現2:「ご質問いただいて良かったです。」】

表現: 「そのことを質問いただいてよかったです。」
英語: “I’m glad you asked me that.”

解説

必要な情報を引き出してくれる質問を受けた時に使う表現です。 “I am glad 〜”は直訳「〜でうれしいです。」つまり「〜でよかったです。」という意味です。

【表現3:「素晴らしい質問です。」】

表現: 「素晴らしい質問です。」
英語: “That’s a wonderful question.”

解説

日本語の「良い質問ですね。」と同じ意味の表現です。
 
類似表現ですが、“That’s a good question.”と言うと、質問に対する答えが分からない時に「興味深い質問ですね。」というニュアンスで使います。
 
“That’s a good question. I would be interested to investigate that to have a better idea.”
「(答えは知りませんが)興味深い質問ですね。それについてはもう少し調べてみて、より理解を深めたいと思います。」

質問に答えられたかどうかを確認する表現

【表現1:「私はあなたの質問に答えましたか?」】

表現: 「質問に答えられましたでしょうか?」
英語: “Does this answer your question?”

解説

質問に対して満足のいく回答ができたか確認したい時に使います。

【表現2:「質問に答えられていると良いのですが。」】

表現: 「質問にちゃんと答えられたといいのですが。」
英語: “I hope I answered your question.”

解説

疑問形ではないですが、「満足のいく回答をできましたでしょうか?」と相手に聞きたい時に使います。とても丁寧な表現です。

これから話すことについて先取りで質問された時の表現

【表現1:「次のセクションで話します。」】

表現: 「(今から)次のセクションでそのことについてお話します。」
英語: “We will be looking at that in the next section.”

解説

プレゼンテーションの途中でこれから話す予定のことについて質問を受けた時に使う表現です。

回答するのが難しい質問を受けた時に使える表現

【表現1「(答えは知らないけど)良い質問ですね。」】

表現: 「良い(難しい)質問ですね。」
英語: “That is a good question.”

解説

日本語の「良い質問です」とは意味が違い、回答するのが難しい質問を受けた時に使う表現です。「質問の回答は考えなければ、(もしくは調べないと)わからない」という意味です。

【表現2「おそらく〜なのではないかと思います。」】

表現: 「現状を見るときっと支払いのプロセスはさほど売上を影響しないのではないかと思います。」
英語: “I would guess from looking at our current situation that the payment process would not affect the sales.”

解説

はっきりとしたことは言えないけれども、「きっとこうなのではないでしょうか。」と言いたい時には、“I would guess”“I would assume”という表現を使うことができます。
 
“that the payment process would not affect the sales.”
このthat節以下に「〜ではないか」と考える内容がきます。

【表現3「調べて回答させていただきます。」】

表現: 「そのことについては(調べて)また今度答えなければいけません。」
英語: “I’ll have to get back to you on that one.”

解説

質問されたことに答えられない時に使う表現です。“get back to you”は、「後ほど連絡をする」という意味で、プレゼンに限らず、よく利用される表現です。

【表現4「正直言って分かりません。」】

表現: 「正直言ってわかりませんが、調べて連絡します。」
英語: “Honestly, I don’t know but I will find out and let you know. “

解説

回答できない時には、正直にわからないと伝え、調べてまた連絡をする旨を伝えると良いでしょう。

質問を受け終わった後にプレゼンテーションを終わらせる時の表現

【表現1「これ以上質問がなければ終わりにします。」】

表現: 「それでは、もう質問がなければ、プレゼンテーションを終わりにしたいと思います。」
英語: “Well, if there are no more questions, I would like to end my presentation.”

解説

まだ質問があれば、質問をしても良いということが伝わる表現です。

【表現2「後から質問があればメールください。」】

表現: 「もしこれから質問が出てきましたら、いつでもメールください。」
英語: “If anything comes up, please feel free to email me anytime.”

解説

“If anything comes up”は、「何かあったら」という意味です。質問を受ける時に、“anything”を使う時には「何か質問」と解釈されますので、“any questions”と言う必要はありません。

【表現3「申し訳ございませんが、これ以上質問を受けられません。」】

表現: 「申し訳ないです。もう今日は質問をこれ以上受けられませんが、質問があったらいつでも連絡ください。」
英語: “I’m sorry. I cannot take anymore questions today but please feel free to contact me for further questions.”

解説

時間がきてしまい、もう質問を受けられない時に使える表現です。

この記事の表現はYoutubeビデオで発音の確認、練習をしていただけます。

当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。

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