【ビジネス英語】「相手を知る」「自分を売込む」ビジネス交流会で使える英語表現

「相手を知る」「自分を売込む」ビジネス交流会で使える英語表現

今回はビジネス交流会で使える基本的な表現をご紹介します。

相手が何をしているのかを聞く
自分が何をしているのかを伝える
次に会う機会を設定する

といった表現を言えるように練習しておきましょう。
なお、ビジネス交流会は英語では“Business meetup”“Networking event”などと言います。

当記事の音声ビデオ

紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。

当動画では

「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」

の3段階のスピードで発音を練習することができます。

相手のことを知りたい時に使える表現

まずは、相手が何をしているのかを聞き、それに対していくつか質問をする表現を学習していきましょう。

相手の職業を聞く

表現: 「あなたの職業はなんですか?」
英語: “What do you do?”

解説

英語圏では、相手の職業を聞くことは、失礼ではありません。特に人脈を作る時には、必ず相手が何をしているのかを聞く必要があります。
 
“What do you do?”は直訳すると「あなたは何をしますか?」となりますが、相手の職業を聞く表現です。

相手の仕事についての質問をする

表現: 「どれくらいその仕事をしていますか?」
英語: “How long have you been doing it?”

解説

この質問は、日常のスモールトークでもよくお互いに聞き合うことなので、「経験を問われている」という印象は与えません。

表現: 「その仕事をするためには、どのような教育が必要なのかずっと知りたいと思っていました。」
英語: “I have always wondered what kind of education you need to get into that field.”

解説

“I wonder 〜.”は「〜を不思議に思う」と訳されることが多いですが、「〜を知りたいと思う」という意味でも使えます。

表現: 「グーグルの新しいアルゴリズムについてどう思いますか?」
英語: “What do you think about the new Google algorithm?”

解説

相手の専門について時事的な質問をすると自分もその分野に興味があることを示せます。

表現: 「あなたが作っているソフトウェアについてもっと聞いても良いですか?」
英語: “Can I ask you more about the software that you are building?”

解説

相手のしていることに興味を示し、質問をすると話が弾み、相手のことをよりよく知ることができます。

表現: 「どのソフトウェアを使ったら良いかアドバイスをいただくことはできますか?」
英語: “Can you give me some advice on the software that I should use?”

解説

「〜に関する質問」と言う場合、”advice about 〜”よりも”advice on 〜”を使う方が自然です。

自分のしていることを相手に伝える時に使える表現

自分がどんな仕事をしているのかを伝える

表現: 「はじめまして、私はジョアンです。カナンエージェンシーでウェブデザイナーをしています。」
英語: “Hello I am Jane. I am a web designer at Canaan Agency.”

解説

単純に自分の職種だけを言いたい時は
“I am a web designer.”(ウェブデザイナーをしています。)
“I do sales.”(営業をしています。)
“I am data analyst at bank.”(銀行でデータ分析をしています。)
“I teach second grade.”(学校で2年生の先生をしています。)
“I run a bio-tech company.”(バイオテクノロジーの会社を経営しています。)
などと言えます。

表現: 「私はそれぞれのクライアントに合わせてデザインをカスタマイズしていますので、クライアントの方とたくさんお話し、どのような方なのかを知るところから始めています。」
英語: “I customize each design for each client so I take time to meet with my clients and really get to know them first. “

解説

“Get to know 誰々”で「誰々のことを良く知る」という意味です。人間関係が深まるニュアンスがあります。

一歩引いて自分のサービスを売り込む表現

表現: 「これについて情報をあなたに(メールを)送ることができます。(送りましょうか?)」
英語: “I could send you more information about this.”

解説

疑問系の文ではありませんが、“I could 〜.”「もしよろしければ〜しましょうか?」というニュアンスがあります。

表現: 「ウェブサイトの使いやすさはとても重要です。」
英語: “The usability of a website really makes a difference.”

解説

“Make a difference“は直訳すると「違いを生む」という意味ですので、「とても重要です」と伝える時に良く使う表現です。

表現: 「ウェブサイトで手助けが必要な方がいましたら、私の連絡先を伝えていただいて結構です。」
英語: “If you know somebody who needs help with their website, please feel free to give them my contact info.”

解説

“Feel free to xx.”で「どうぞご自由にxxしてください」という意味です。

表現: 「何かウェブサイトでお手伝いできることがありましたら、いつでも連絡ください。」
英語: “Please let me know if I can help you with your website anytime.”

解説

このように言って、名刺など自分の連絡先を相手に渡すことができます。

次の交流に繋げたい時に使える表現

名刺や連絡先を交換したいとき

表現: 「名刺をいただいても良いですか?」
英語: “Can I get your card?”

解説

アメリカの交流会などでは、必ずしも会って最初に名刺交換をする習慣がありません。必要に応じて会話の後などに名刺を交換したり、LinkedInで繋がる場合もあります。商談などでは日本に近い形で最初に全員が名刺交換をするケースもあります。
 
“Can I have”よりも“Can I get”の方が控えめな表現です。「もしも名刺をいただけたら、いただいても良いですか?」というニュアンスがあります。

表現: 「今日の会話の続きをするためにまた時間を合わせて会いたいので、連絡先を交換してくださいますか?」
英語: “Can we exchange contact information to schedule a time together to finish the conversation?”

解説

時間などの関係で会話を途中で終わらせなければいけない時に、「この話の続きをまたしたい」と伝え、次のアポイントメントをとることができます。

表現: 「ウェブサイトに関して助けが必要かもしれない友達がいます。彼女にあなたの連絡先を教えても良いですか?」
英語: “I have a friend who might need help with her company’s website. Could I give her your information?”

解説

相手が提供できることに自分が直接ニーズがない時でも、自分の知り合いに紹介する意志を伝え、相手との繋がりを作ることができます。

次のアポを取りたいとき

表現: 「今度、あなたのウェブサイトを実際に見て、使いやすさを改善させるためのアドバイスをさせていただくこともできます。」
英語: “I can take a look at your website and give you some tips to improving usability sometime.”

解説

“Sometime”は「どこかの時点で」「お時間がある時に」といったニュアンスです。
“Sometimes”(ときどき)とは意味が違います。

表現: 「私の作品をお見せすることができますが、来週時間の取れる日はありますか?」
英語: “I could show you some of my works. Would you have any time next week?”

解説

このように具体的に日程を聞く時は「次に会いたい」という意思を表します。
 
特にアメリカでは“we have to get together again!”(また必ず会いましょう。)のような具体的な日程を言わない表現はほぼ100%社交辞令と考えて大丈夫です。

この記事の表現はYoutubeビデオで発音の確認、練習をしていただけます。

当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。

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