英語で電話の受け方 (電話対応、取次、伝言) ビジネス英語| ネイティブ監修【カナンアカデミー英語eラーニング講座】

【ビジネス英語】英語で電話の受け方 (電話対応、取次、伝言) 表現のまとめ

当記事ではビジネスの場面において英語で電話を受ける表現をご紹介します。

英語での電話対応の際に、電話に出る、取り次ぐ、伝言を受けるなど、基本的な表現を学習していきます。紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。

日本語と英語のビジネス表現の違い

英語で電話のかけ方 表現のまとめ」の記事でもご紹介した通り、日本では日常会話とビジネス上の会話では表現が違うことが多くありますが、英語ではビジネスの場面だからといって極端に形式ばった表現を利用することはありません。

基本的には、通常の英会話の表現の中で、丁寧なものを使えば大丈夫です。

それでは、以下に日本のビジネスシーンで頻繁に利用される電話対応を英語でなんと言えばよいのか?を一つづつ紹介していきます。

電話を受ける(電話対応、取り継ぎ、伝言)の英語表現

以下で紹介する電話対応の英語表現は、上のYoutubeビデオで発音などを確認することができます。

当動画では

「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」

の3段階のスピードで発音を練習することができます。

電話を受けるときの最初の文言

表現「お電話ありがとうございます。カナンアカデミー鈴木でございます。」
英語 “Thank you for calling Canaan Academy, Hana Suzuki speaking. How may I help you?”

解説

ビジネスの場面で電話を受けるときの典型的な対応文句です。
 
通常日本で電話を受けるときは会社名と対応した本人の名前を述べるだけですが、英語では”How may I help you?”(「いかがいたしましたでしょうか?」)と言って用件や呼び出したい担当者を聞くのが普通です。

相手の名前を聞く表現「どちら様ですか?」

表現 「どちら様ですか?」
英語 “May I have your name, please?”

解説

直訳すると「あなたの名前をいただいてもよろしいですか?」となります。
 
“May I —, please?”は相手の名前を聞くだけでなく、丁寧に何かをお願いしたいときに使えるフレーズです。
 
例えば大きな会場などで司会者が聴衆に向かって、”May I have your attention, please?”と言うと「こちらに注意を向けていただけますか?」という意味になります。

相手の名前の綴り(スペル)を聞く表現

表現 「名字の綴りをお願いいたします。」
英語 “Could you spell out your last name for me?”

解説

相手の名前のつづりが分からない場合は遠慮せずに尋ねてしまって問題ありません。”How do you spell your name?”と聞くこともできます。
 
また一般的に、何かのつづりが分からないときは”How do you spell 〜?”と聞くことができます。

「少々お待ちください」の表現

表現 「(電話口で)少々お待ちください。」
英語 “Could I place you on a brief hold?”

解説

これは電話口で相手に待ってもらう時の表現です。”Hold”は一時的に電話を保留状態にすることを意味します。
 
類似表現としては”Please hold.”,”Could you hold, please?”と言うこともできます。また、ただ単に”Hold on.”と言うことも多いです。
 
電話口ではない場面で「少々、お待ち下さい。」「ちょっと待ってください。」と言いたいときは”Just a moment, please?”と言うと丁寧です。
 
逆に”Please wait!”(待ってください!)という表現は丁寧ではないので使うのは控えましょう。

担当者は席を外している旨を伝える表現

表現 「申し訳ありませんが、鈴木は、席を外しております。」
英語 I’m sorry. Mr. Suzuki is not available at the moment.

解説

“Not available”を”unavailable”と言っても大丈夫です。また、”At the moment”で「ただ今」という意味になります。

担当者は外出中である旨を伝える表現

表現 「鈴木は外出しております。」
英語 “I’m afraind Mr.Suzuki is out of the office at the moment.”

解説

“I’m afraid”と最初につけることで「申し訳ない」気持ちが伝わります。

担当者は休みの旨を伝える表現

表現 「鈴木はお休みを頂いております。」
英語 “I’m sorry. Mr. Suzuki is not coming in the office today.”

解説

自社の社員のこともフォーマルな場面では名字の前に “Mr” “Mrs” “Ms.” “Miss” “Dr” などの敬称をつけます。
 
シンプルに”I’m sorry. Mr. Suzuki is not here today.”と表現することもできます。

担当者が帰社する時間を伝える

表現 「鈴木は午後3時頃、帰社する予定です。」
英語 “He should be back in the office around 3:00 pm.”

解説

アメリカでは時間を言う際には一般的には15:00などの言い方はせず、午前●時、午前●などと言います。
 
“should be〜”は確信はないけれど、「たぶん〜だと思う。」と言いたい場合に頻繁に使う表現です。”I think he will be back around 3:00 pm.”と似た意味になります。

かかってきた電話を取り次いでもらい電話口に出たときの表現

表現 「お世話になっております。カナンアカデミーの鈴木です。」
英語 “Mr. Suzuki, speaking.”

解説

日本語では「お電話かわりました。」「お世話になっております。」などと言いたくなりますが、英語ではシンプルに”自分の名前, speaking.”で大丈夫です。
 
またフォーマルな場面では自分の名字の前に”Mr””Mrs””Ms.””Miss””Dr”などの敬称をつけても問題ありません。

相手の言ったことを聞き返す表現

表現 「もう一度、仰っていただけますか?」
英語 “I beg your pardon, please?”

解説

とてもフォーマルな言い方です。他には”I’m sorry. I didn’t catch that.”という表現もあります。日常会話では”Can you say that again?”と言うのが一般的です。

相手の言った事を復唱する表現

表現 「復唱致します。」
英語 “Let me see if I got that right.”

解説

相手の言ったことを復唱し、正しいか確認する時に使う表現です。
 
例えば相手に電話番号を教えてもらった後、復唱して確認するのであれば、”Let me see if I got that right. His number is 212-736-1234, correct?”などと言えます。

他にも要件などがあるかを確認する表現

表現 「他に何かお手伝いができることはございますか?」
英語 “Is there anything else I can help you with?”

解説

日本ではこのように聞く事はあまりありませんが、英語圏では非常に一般的な表現です。相手から言われた要件だけでなく、電話を切る前に一言何か他に必要なことがあるかを聞くと丁寧です。
 
また、”I can help you with 〜”は「〜について手伝う事ができます。」という意味です。
 
例えば”I can help you with fixing the power point slides.”と言えば「パワーポイントのスライドの修正を手伝うことができます。」という意味になります。

電話を切る時の挨拶「失礼致します。」

表現 「良い一日をお過ごしください。」
英語 “Have a great rest of the day.”

解説

電話を切る時の丁寧な挨拶です。”rest of the day”は直訳すると「今日の残り」という意味なので、時間帯を選ばす利用することができます。なお、この表現は電話口に限らず、対面で会って別れる際にも利用します。

表現 「失礼いたします。」
英語 “Goodbye.”

解説

英語で「失礼いたします。」の直訳に当たる表現はありません。ここでは「さようなら」という意味で用いていますので、”Goodbye”、または”Bye”,”Bye bye”と言う事ができます。

当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。
当記事の関連動画

当記事の英語表現は「カナンアカデミー英語講座 ビジネス電話対応 受ける編」ビデオで発音などを学習していただけます。

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