英語で丁寧な依頼・お願いの仕方(敬語含む)| ネイティブ監修【カナンアカデミー英語Eラーニング講座】

【ビジネス英語】英語で丁寧に依頼、お願いをする表現(敬語含む)

特に上司やクライアントに対して何かをしてもらうように依頼する際には丁寧な表現を使いたいものです。当記事では英語で丁寧に依頼、お願いをする表現を紹介していきます。

英語で依頼、お願いをする表現動画

紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。

当動画では

「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」

の3段階のスピードで発音を練習することができます。

英語で依頼する際に注意して使うべき表現

日本の学校英語では、丁寧に人に何かをお願いする表現をあまり学習しないため、実際に英語を話す現場ではやや失礼な言い方をしてしまうケースが見受けられます。

以下に紹介する二つの表現は、もちろん英語で利用することもありますが、あまり丁寧ではないので注意が必要です。

順番に解説していきます。

Please 〜 ( 〜してください。)

英語表現 Please 〜.
日本語訳 「〜してください。」

解説

Please …”とお願いするときには、「…してください。」と直接的な表現になります。
必ずする必要のあることをお願いするときに使います。
 
ちょっとしたことに使うと命令しているように聞こえてしまうこともあります。

Please let him know that I am on my way.
日本語訳 「今、向かっていると彼に伝えてください。」

Can you 〜? (〜してください。)

英語表現 Can you 〜?
日本語訳 「〜してください。」

解説

日本の学校英語では”Can you 〜?”で「〜することができますか?」という意味ですが、何かをお願いしたいときに使うと、「〜してください。」に近い直接的なニュアンスになります。

英語で丁寧に依頼、お願いする際に使える表現

以下に上司やクライアントなどに対しても使える丁寧な依頼表現を紹介していきます。

いくつかの表現を覚えておくことで、表現が単調にならずにバリエーションのある会話ややり取りにすることができます。

Would you mind 〜ing? (〜していただいてもよろしいですか?)

表現 「50枚コピーをとっていただいてもよろしいですか?」
英語 Would you mind making 50 copies of these?

解説

“mind〜”は直訳すると「〜を(嫌だと思って)気にする。」という意味です。
 
よって、”Would you mind making 50 copies”というと、直訳では「50枚コピーをとってもらうことは嫌ではないですか?」という意味になります。
 
答え方としては、”No, I don’t mind that at all.”(はい、大丈夫です!)と答えます。
 
ここで返答に”No”を使う理由は、「嫌ではないですか?」と聞かれているため、「いいえ、嫌ではありません。」という意味で”No”を使います。
 
ただし、最近では”Would you mind〜?”と聞かれた際に、”Sure!”(大丈夫です!)と答えることも一般的になってきていますが、本来は「間違った英語」であると言えます。

Could you 〜 ? (〜していただけますか?)

表現 「ついでにお水をとってきていただけますか?」
英語 Could you fetch me a cup of water on your way?

解説

“fetch”は、「サッととってくる」という表現で、お願いするときに使うと何かのついでにとってくるというニュアンスがあります。
 
“on your way”は直訳すると「行く途中で」という意味なので、この場合は例えば、オフィスから会議室に行く途中で、といったニュアンスです。
 
“Can you 〜?”よりも過去形の”Could you〜?”の方が丁寧な表現ですので、お願いをするときはこちらを使いましょう。

I wonder if you could 〜? (〜していただけませんでしょうか?)

表現 「ミーティングの準備をお願いさせていただけませんでしょうか?」
英語 I wonder if you could set up for the meeting.

解説

Wonderは直訳すると「疑問に思う、不思議に思う。」という意味です。
 
“I wonder if you could 〜?”を直訳すると「〜をしていただけないか疑問に思います。」となりますので、
つまり”〜していただけませんでしょうか?”という意味で利用できます。
 
バリエーションとして進行形にすることもあります。
 
“I was wondering if you could 〜?”で「〜していただけないかと思っていたのですが。。。」のような意味になりますので、とても遠慮がちなお願いの仕方です。

Would you 〜 ? (〜していただけますか?)

表現 「もし嫌でなければファイリングをお願いできますか?」
英語 Would you file these, if you don’t mind?

解説

“Would you”と”Could you”の違いは一概には言えないのですが、多くのケースで”Could you”はほんの少し申し訳ないニュアンスが入るのに対し、”Would you”は申し訳なさそうな意味合いはなく、「もしあなたが気持ち良くやってくれるのなら」といったニュアンスが入ります。
 
mindは「気にする、嫌である」という意味ですので、”if you don’t mind”で「もし嫌でなければ」となり、依頼が柔らかく聞こえます。

It would be great if you could 〜.(〜していただけると大変ありがたいのですが。)

表現 「彼とのアポイントメントを設定してくださるとありがたいです。」
英語 It would be great if you could schedule an appointment with him.

解説

“It would be great if you could … ” は、「…してくださるととても良い(ありがたい)」という意味で、丁寧な表現です。

Is there any way you could 〜? (〜していただくことは可能でしょうか?)

表現 「この情報をウェブサイトに更新していただくことはできますか?」
英語 Is there any way you could update this information on the website?

解説

“Is there any way”は直訳すると「〜する方法はありますか?」という意味です。これにより「〜は可能でしょうか?」というニュアンスを表現できます。

I would appreciate it if you could 〜. (〜していただけると大変ありがたいのですが。)

表現 「このメールをできるだけ早く送っていただけるとありがたいのです。」
英語 I would appreciate it if you could send this out as soon as possible.

解説

日本語で頻繁に使う「〜していただけると大変ありがたいのですが。」という表現のほぼ直訳で同じ意味が伝わります。

この記事の表現はYoutubeビデオで発音の確認、練習をしていただけます。

当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。

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