部下や同僚を褒める時に使える英語表現集 | ネイティブ監修【カナンアカデミー英語Eラーニング講座】


【ビジネス英語】部下や同僚を褒める時に使える英語表現

今回は人を褒める時に使える様々な表現をご紹介します。

アメリカでは、気持ちよく人と付き合ったり仕事をするためには、人に感謝を伝えたり、人が良い仕事をした時には、それを認めることが非常に重要です。

日本では「叱って育てる」という言葉がありますが、逆にアメリカでは少しでも良いところがあれば子供でも部下でもチームメイトでもどんどん褒めてモチベーションを高めます。

当記事の音声ビデオ

紹介する英語表現は、Youtubeビデオで発音を確認し、何度も練習できるようにしてあります。

当動画では

「ネイティブ同士の会話の速度」
「ネイティブ同士でも不自然ではない速度」
「普通の会話にしてはゆっくり」

の3段階のスピードで発音を練習することができます。

褒める表現と解説

それでは順番に褒める表現を解説していきます。

あなたの助けがなければ成し遂げることができませんでした。

表現: 「あなたの助けがなければ成し遂げることができませんでした。」
英語: “I couldn’t have done it without you.”

解説

「あなたがいてくれてよかった」という意味で、感謝の気持ちも伝わります。
 
文法的には仮定法過去完了と考えることもできます。上記の表現は意味的には
 
I could not have done it if you had not helped me.
(もしあなたの助けがなければ、私はそれをすることができなかったでしょう。)
と考えることができますね。これは
 
主語+could (not)+ have + 過去分詞 + if + 主語 + had + 過去分詞〜.
 
の形で表すことができる仮定法過去完了の用法です。
 
この文のif以下を“without you”や、“without your help.”などに置き換えると、「あたながいなければ、これをすることができなかったでしょう。」または、「あなたの助けがなければ、これをすることができなかったでしょう。」となります。
 
文法的には複雑に見えますが、まずは表現ごと覚えてしまうのがおすすめです。
 
また、“I couldn’t have 動詞過去分詞形 without 名詞.”と覚えれば、
「〜がなければ、〜できなかった。」と表現できます。これはネイティブが普段の会話の中で頻繁に使う表現です。
 
例)“We couldn’t have finished the project before the due date without your help.”
(あなたの助けがなければ、私たちはプロジェクトを期限までに完了させることができませんでした。)

素晴らしかったですよ。

表現: 「素晴らしかったですよ。」
英語: “You were amazing.”

解説

「素晴らしい」は他に ”excellent”, “brilliant”, “great”, “wonderful” などの表現もあります。

(課題や問題に対して)とてもよく対処しましたね。

表現: 「とてもよく対処しましたね。」
英語 : “I loved how you handled that.”

解説

”I loved how you…”は、「あなたの~の仕方に感心しました。」という意味で、「とてもよく~しましたね。」と言いたい時に使えます。
 
ここでの“how”は文法的には関係副詞と呼ばれる用法で「〜する方法」と訳されます。この場合は「あなたがその問題に対処した方法」ということです。
 
他にも“I love how you presented the material to the audience.”といえば、
「あなたが聴衆に対してプレゼンをした方法は素晴らしかったです。」といった意味になります。
 
“handle”は「対処する」という意味です。「ハンドルを握って操縦をしながら、物事に対して対処をする」というイメージです。

表現: 「とても上手く対処しましたね。」
英語: “You handled that very well.”

解説

”I love how you handled that.”と同じ意味ですが、感情がそれほど込められていなく、評価を表す時に使います。

プレゼン、とても良かったです!

表現: 「プレゼン、とても良かったです。」
英語: “You did an excellent job on your presentation.”

解説

“good job”、“great job” 、“wonderful job” はすべて、「よくやった」と褒める時に使う表現です。フォーマルな場や、目上の人にはあまり使わないものです。

あなたがいなかったら、どうしていたことでしょう。

表現: 「あなたがいなかったら、どうしていたことでしょう。」
英語: “What would we do without you?”

解説

「あなたがいてくれてよかった。」という意味です。相手が大事な役割をもっているということを示し、それを感謝していることを表すことができます。

あなたがいるとぜんぜん違います。

表現: 「あなたがいるとぜんぜん違います。」
英語 : “You’ve made a huge difference.”

解説

“make a difference”は直訳すると「違いを生む」という意味ですが、「インパクトを与える」「変化をもたらす」といったニュアンスがあります。

あなたは、期待をはるかに超えました。

表現: 「あなたは、期待をはるかに超えました。」
英語 : “You’ve gone above and beyond.”

解説

期待を上回り、はるかに超えた時に使う表現です。また、とても努力をして何かを成し遂げてくれた人に対して「普通の努力を上回り、はるかに超えて成し遂げてくれましたね。」という意味でも使います。

いつもありがとうございます。

表現: 「いつもありがとうございます。」
英語 : “Thank you for all you do.”

解説

“all you do”は「あなたのやっていること、すべて」という意味で、「いつもあなたがしてくれていることすべてを感謝します 」という意味です。

とてもよくやり遂げましたね。

表現: 「とてもよくやり遂げましたね。」
英語 : “You really pulled that off.”

解説

”pull off”は、「成功する」「達成する」という意味があります。普通では成し得なかったことができたときに使う表現です。

この役目を担ってくれて感謝しています。

表現: 「この役目を担ってくれて感謝しています。」
英語 : “I appreciate you stepping up to take this role.”

解説

”step up”は、「名乗り出る」、「立候補する」という意味で、誰もしたくないようなことを頑張ってしてくれた人に対して使う表現です。

この記事の表現はYoutubeビデオで発音の確認、練習をしていただけます。

当記事執筆チームカナンアカデミー英語eラーニング講座の制作チームにより執筆、監修されています。

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